長男の嫁として夫の実家で両親と同居、夫の実家は昔ながらの「ザ・和」の部屋でした。友達を家に招いても、友達の何気ない「おばあちゃんの家みたいだね」という一言に傷ついたことも。ベーシック講座の『お部屋の印象タイプ診断』で気づいたことは、「今の家に私の好きなものは１つもない」ということ。そして、診断するまでにそのことに気づかなかった自分に愕然としました。いつの間にか家族に合わせることが身についてしまい、自分の気持ちにフタをしていたんですね。ああ、だから照明器具も電球が切れた時とか必要に迫られてからでないと掃除しないんだな…と思ったものです。一見小さな悩みのようで私にとって大きなことだったんですね。

それと同時に、今の状態は別に家族に強制されたわけでなく、自分で勝手に「嫁とはこうあるべきもの」と思い込んでいたということにも気づきました。自分の「好き」や「価値観」に確信をもてたことで、本当に欲しいものを厳選して暮らしに取り入れ、丁寧に暮らせるようになりました。朝起きて、コーヒーを飲みながら目に入る部屋の景色に幸せを感じます。今ではお友達を家に招いても、負い目を感じることなくイキイキとした時間を過ごせるようになりました。

1歳&2歳児とのワンオペご飯はいつもバタバタでした。次々に食べこぼし、いらないものを投げる次男、取って！早く！あれ食べたい！いらない！とひたすらあれこれ言ってくる長男にはイライラ。さっさと食べ進める子どもたちを横目に、自分の食事が進まないことにもイライラ。そこで、ベーシック講座で学んだ北欧の家庭教育や、アドバンス講座で学んだダイニング照明のセオリーをとり入れてみました。すると、テーブルにつくと食べものや子供たちの顔は照らされ、ちょうどよい明るさに感じました。何日か経って気付いたことは、食事中、なんだかイライラしなくなってる！？そして、食事をしながら子どもたちと笑い合う余裕まで。楽しむことを忘れがちだったワンオペご飯に大きな変化です。照明の効果なのか、私の心に余裕ができたからなのか、長男は以前より落ち着いて食事をしている気がします。

照明器具を変えたわけではなく、今の照明でちょっと工夫をするだけで、こんなに心地よいものになることに驚いています。講座の中で印象的だった、北欧のご家庭を訪問された方が心地良さに驚いたというお話。一度、この心地良さを知ってしまうと、もう元には戻れないと実感しました。

シンプルですっきりした部屋にしたいからと完璧を求め、頑張りすぎていました。北欧のライフスタイルを学んだことで、それまで、シンプルですっきりした部屋にはあれはダメ、この色はダメと気持ちにセーブをかけている自分に気づきました。雑誌のようなオシャレでシンプルな空間が基準ではなくなったことで、前々から欲しかった、私にとってはチャレンジな色のお皿を思い切って購入しました。

料理が美味しく見え、子どもも「このお皿いいね」って喜んでくれて、たったこれだけでいつもの食事の時間がよりいっそう心豊かなものになりました。自分にちょうど良いがいいーを実感しています。

実践型のワークを積み重ねていくうちに、いつかは…という意識が無くなり、今やりたいと思った事はすぐやるようになりました。ワークでアウトプットすることの効果を実感しています。

意識が変わることで、行動って変わるんですね。

北欧の「自分ファースト」の考え方を知り、自分を大切にするようになりました。子どものため、夫のためと自己犠牲が当たり前になっていました。「自分ファースト」というと「自己中心的」なことだと勘違いしていましたが、自分を含めて家族みんなにとって「ちょうどいい暮らし」を叶えることができました。